財産管理人支援委員会の記事
財産管理人支援委員会
2019.08.21
相続財産管理人名簿を家庭裁判所へ提出しました
財産管理人支援委員会では、令和元年7月23日に、東京家庭裁判所立川支部に出向き、今年度の相続財産管理人名簿を提出しました。
出席者
三多摩支会からは羽生明彦支会長、野村邦家事事件対策部部長、舟越昭八顧問、武藤進委員、髙橋久美子委員、八木岡邦彦委員が、東京司法書士会からは千野隆二副会長が出席しました。東京家庭裁判所立川支部からは、佐野久美子次席書記官、佐藤彰家事訟廷管理官にご対応いただきました。
相続財産管理人名簿とは
相続財産管理人名簿とは、家庭裁判所における相続財産管理人選任事件において、司法書士を選任する際の名簿として、当委員会が平成24年から毎年、東京家庭裁判所立川支部に提出しているものです。この名簿に登載されるためには、当委員会が実施する財産管理人に関する研修を履修して、名簿登載要件を満たしたうえで、登載申請をする必要があります。
今年は、登載申込のあった53人(うち法人会員1)を登載した名簿を提出しました。
相続財産管理人選任申立ての現状について
名簿提出の際の面談にて、相続財産管理人申立て事件に関する情報交換がされました。特に近年では、空家問題に関連して、相続財産管理人申立てが必要となる事案が出てきており、これに関して司法書士が相続財産管理人として選任されることがあるのかどうかという話になりました。家庭裁判所立川支部としては、事案の内容によって、最終的には判事が判断しているとのことでした。
相続財産管理人名簿の今後の取扱について
東京司法書士会(本会)では、現在三多摩支会が作成している相続財産管理人名簿と同様の名簿作成を検討しているようです。今後、本会においても名簿が作成され、名簿が東京家庭裁判所(本庁)に提出されるようになると、家裁の本庁と立川支部が連携して、これまでとは異なった対応をする可能性も考えられます。
また、当委員会では引き続き、空家問題での相続財産管理人名簿の利用に向けて、市町村への名簿提供を行うなど、裁判所以外での名簿の活用を目指してまいります。
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