東京司法書士会三多摩支会

我が家の相続登記（名義変更）、自分でできるかしら？

２０２４年４月１１日。八王子市鑓水のリンクソシエ南大沢１階集会室。参加者は8名。お菓子とお茶をいただきながら講演を聞いてくれた。不動産相続登記義務化に伴い、自分で不動産の相続登記ができるかどうかを判断する基準を伝える趣旨の内容の講演をした。今年から始まった相続登記義務化とはどのようなものか、多くの人が心配になりそうな過料のこと、相続登記義務化に至った背景、所有者不明土地のことを説明。また、登記を推進すべく法務局でつくったゆるキャラ「とうきつね」の説明もした。さらに自分で登記申請をすることを考慮して登記簿謄本の見方や取得の仕方、名寄せの取得の仕方、相続人の範囲、戸籍の集め方、法務局で自分で相続登記を申請する場合の補正のリスクを説明した。最後に質問の受付をした。相続登記や遺言などの終活に関して多くの質問があった。不動産登記義務化や終活に関する関心の高さが伝わった。不動産の共有のこと、遺言の効力のこと、遺贈と贈与のこと、特別縁故者のこと、デジタル遺産のこと、相続人の範囲など司法書士の業務範囲など多岐に渡った。