東京司法書士会三多摩支会

menu

blog

司法過疎対策委員会の記事

小平市 小川公民館での講演会その2

小平市 小川公民館での講演会その2

遺言書の効用について。

2024年5月2日。小川公民館終活講座の2回目。

参加者は18名。スタッフ2名。遺言書の有用性について具体例を交えて説明し、遺言書を書きたいと思ってもらうことを目的とした。遺言書とエンディングノートの違い、遺言書の種類について簡単に説明後、詳しい説明に入った。「特の遺言書を書いた方が良い場合」については具体例を交えて話した。家族仲が良いから遺言書は必要ないという考えに対する注意喚起、遺言書を残すことでかえって相続人間のトラブルが発生してしまうのではないかという不安については、とくに丁寧に説明。近時の法改正により、遺言書が作りやすくなったこと、法務局での遺言書保管制度についても言及した。自筆証書遺言の書き方は、レジメを使用しどのように書くか詳述し、参加者は熱心にメモをとっていた。質疑応答では、遺言書保管制度について再度質問が出たり、遺言と遺産分割の違いについて聞かれました。さらには参加者から生前に負債も明らかにしておくべきという意見が出たり、配偶者間の居住用不動産の贈与を既に利用した人の話も聞くことができ、実践的な終活準備をされているなと感じた。

参加者が非常に前向きで積極的に受講していた姿が印象的だった。今回の講座を通じ、参加者の皆さんには、遺言の必要性が伝わったと思う。終了後の個別相談でも、家族と話し合うことが大切だと感じたという感想が聞けた。