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司法過疎対策委員会の記事

小平市 市民プラザ例会で講演

小平市 市民プラザ例会で講演

2023年11月26日。小平市アスピアで講演。市民プラザとは、2010年に発足した有志の勉強会で、市民活動の担い手である高齢者の情報交換野庭として今回第143回となる例会を重ねている集まりである。前半は、警察署からの最新の詐欺情報と対策の話があった。その後に成年後見制度全般の話をした。まずは後見紙芝居を使って後見の存在をPRした。この紙芝居を通じて自分でできないことが増えてきたら一人でがんばらないで人に頼ることの大切さを伝えた。続いて紙芝居をもとに今の自分にできる対策について講演を行った。後見制度の概要、法定後見と任意後見の違い、後見を使わないでできる対策を伝え、判断能力が衰える前から判断能力が衰えたときに備えて今からどんなことができるのかを説明した。その後質疑応答を行った。質疑応答の中で、どうやって判断能力の有無を判断するのか、一人暮らしの高齢者が誰にも気づかれず認知症が進行してしまうのではないかという意見があった。実際支援が必要な人に支援がしきれていないという問題点がある。判断能力の衰えを判断してくれる人が周りにいないということが起きている。一人で認知症が進行して支援が届かないという問題が起きないよう普段より社協や包括とかかわり信頼関係を築いておく必要性があるということをみんなで認識した。