東京司法書士会三多摩支会

２０２４年１月１０日。ライオンズプラザ花小金井集会室。参加者は９名。同所では、主として一人ぐらしの高齢者向けに、主催者が自室を開放して集会室として定期的に勉強会などの催しを行っている。初めての参加である今回は、終活と任意後見に関する話をした。法定後見のことは何度か勉強をしているとのことであった。。まず、法定後見と任意後見の違いを説明。任意後見の特徴を話して任意後見があまり使われていない事実や任意後見を開始するにあたっての裁判所での手続き、任意後見契約と併用されることが多い任意代理契約や見守り契約、死後事務委任契約についても説明した。その他、お金を掛けなくてもできる認知症対策として預金証券口座、クレジットカードの整理、身内にキャッシュカードを預けて預金通帳のひき下ろしをしてもらうなどの対策を説明した。その後質疑応答をした。質疑応答でなんの準備もせず人知れずに亡くなった場合誰が死後の手続きをするのか、一人で死んだ人がどのぐらいいて遺骨や荷物がどう処理されているのかなどの質問があった。身元不明の場合は、自治体が担当することになっているとお答えした。